目次
この単元の概念的知識
江戸時代中ごろから、当時の江戸や大阪などの各都市を中心として、歌舞伎や浮世絵などの町人の文化が発展し広まり、多くの人々に楽しまれるとともに、西洋の学問や技術の蘭学や、『古事記』や『万葉集』など、日本の古典を研究する国学を始め、新しい学問が生まれ、多くの人々の間に広がった。
①世の中の様子、人物の働きやくらし方、代表的な文化的な遺産などについて、文化財や年表、その他の資料で調べ、歌舞伎や浮世絵、国学や蘭学を理解している。
②町人を中心とする文化が栄えてきて、新しい学問がおこってきたことを理解している。
江戸や大阪のまちと人々のくらし 01
家庭学習で身に付けたい社会的事象(具体的知識).01
江戸時代に入ると、平和な世の中が続き、そうした社会の安定にともなって、江戸や大阪といった大都市が発展し、にぎわい、こうした安定のもとで、新しい学問や文化が生まれて、発展するようになった。
家庭学習「キョウコレ」- 江戸や大阪のまちと人々のくらし -
人々が歌舞伎や浮世絵を楽しむ 02
家庭学習で身に付けたい社会的事象(具体的知識).02
人々は歌舞伎や人形浄瑠璃、浮世絵などに親しみ、浄瑠璃・歌舞伎の台本の作者として活躍した近松門左衛門や、世絵師の歌川広重のようなすぐれた作者が登場した。
家庭学習「キョウコレ」- 人々が歌舞伎や浮世絵を楽しむ -
新しい学問・蘭学 03
家庭学習で身に付けたい社会的事象(具体的知識).03
江戸時代の後半になると、杉田玄白や伊能忠敬といった優れた学者が活躍し、 西洋の学問や技術をもとにした医学や測量学などの蘭学が生まれ、多くの人々の間に広がった。
家庭学習「キョウコレ」- 新しい学問・蘭学 -
国学の発展と新しい時代への動き 04
家庭学習で身に付けたい社会的事象(具体的知識).04
江戸時代の後半、「古事記」や「万葉集」などの古典の研究を行った本居宣長のような学者が現れ、日本に昔から存在してきた思想を学ぼうとする国学が生まれ、多くの人々の間に広がった。
この頃、飢饉などの自然災害で、人々の生活が苦しくなり、社会が不安定となり、百姓一揆や打ちこわしなどの暴動が各地で発生した。
家庭学習「キョウコレ」- 国学の発展と新しい時代への動き -
まとめる 05
家庭学習で身に付けたい社会的事象(具体的知識).05
学習問題について調べてきたことを整理し、キャッチフレーズをつくって発表しましょう。
家庭学習「キョウコレ」-まとめ -
町人の文化は、江戸時代に発展しました。
当時、町人は武士や農民とは異なり、商業や手工業などで生計を立てる人々でした。
彼らは、独自の文化を持ち、芸能や食文化、風俗などが発展しました。
また、町人は読み書きができる人が多く、出版業も盛んでした。このため、町人文化は、出版物や読書によって広がり、当時の知識人たちも町人文化を取り入れるようになりました。
新しい学問も、町人文化の中で発展していきました。例えば、荻生徂徠や本居宣長などは、町人出身の学者として知られていますね。
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