こんにちは、COTECHIです。
保護者さんから「うちの子は、家で自分から学習することが全くありません。自分から勉強したり、読書するようになってほしいのですが、どうしたらいいですか?」というお尋ねを多く受けますが、答えに窮してしまいます…。
そうですねぇ・・
お子さんが小さい頃は、勉強だと思わせずに、学習習慣を取り入れることは比較的にやれることですけれど、小学校高学年の子どもが、ゼロから勉強習慣を身につけるには、親御さんと教師の連携も大切になってきますよ!
進んで勉強する子に育てるためには、まずは、保護者と教師が協力して、お子さんを長い目で見守って応援していく心構えが必要です!
要するに「勉強を子ども一人の戦いにさせない!」ってことですよ!
目次
勉強だと思わせずに、学習習慣を取り入れるには、小学生の中学年までに身に付けることが大切!
「習慣」というものは、すぐに身につくものではなく、時間がかかります。
学習習慣を自然に身につけるためには、小学校の中学年くらいまでが最適だと言われています。
低学年の場合、苦手な分野も少なく、ストレスなく勉強を生活習慣に取り入れることができます。
しかし、高学年になっても学習習慣を身につけることを諦める必要はありません。
大人がランニングを始めるように、いつからでも始めて続ければ習慣になります。
最初は気合いが必要かもしれませんが、続けていくと負担を感じることはなくなります。
遅すぎるという時期はありません・・・大切なのは今から始めることです。
勉強を子ども一人の戦いにさせない!家族や教師、学級の仲間みんなで戦う!
「家庭での勉強時間」は、朝でも夕方でも決めて構いません・・その時間には、お父さんやお母さんもテレビやスマホを置いて、子どもと同じように何かに集中するようにしましょう。
もし勉強することができなくても、机に向かっているだけでも構いません。
お父さんも仕事をする振りやお母さんの家事を手伝う、また、教師も家で必ず勉強をする時間を持つことを話すなど、大人になっても学び続けていることを示していることが大切です。
そして、お子さんが勉強している間は、親御さんも教師も、何か大変な、そして大切な学びことに向き合っている姿を見せて(話して)あげることが大切です。
「勉強を子ども一人の戦いにさせない!」ことが何より大切なことです。
学習習慣を身に付ける3つのポイントー教師編ー
1.授業のあいさつをきちんとすること!
授業の始まりと終わりのあいさつは、授業の区切りをつける上で非常に重要です。
みんなで一緒に声を出せるようなあいさつを考えて、気持ちを統一しましょう。
子どもたちが自分たちで授業の始まりのあいさつをすることで、授業が始まったことを意識できます。
これはやる気に直結するのです・・ただお辞儀をするだけでなく、「お願いします」や「よろしくお願いします」といったあいさつを自分たちで考え、より良いものにする意欲を持たせることも大切です。
[blogcard url="https://chanceman.link/etiquette-key-to-happiness/"]教師がルールを決めることは重要ですが、子どもたちが自分たちでルールを見つけることで、ルールを守る意欲がより強くなり、より効果的です。
例えば、「クラス全員が仲良くするにはどうしたらいいか」というテーマを子どもたちに投げかけ、隣の人と話し合ったり、グループで話し合ったりして、意見を出し合います。
子どもたちからは、「朝のあいさつをする」「遊んでいる場所に誰でも入れるようにする」など、多くの意見が出されます。教師はこれらの意見をまとめるように導きます。
子どもたちが主体的に進めることで、自分たちがクラスを良くしているという自信が生まれ、やる気が出てきます。
2.子どもが忘れ物をしたときの教師の指導と支援の仕方を丁寧に!
忘れ物が多い子どもたちの中には、生活習慣に課題を抱えている場合があります。
その背景を理解することが重要です。
保護者によって、持ち物を点検してもらう子どもとそうでない子どもがいますので、それぞれの状況を認識しておく必要があります。
忘れ物が多い子には、メモなどを用意して、「帰宅したらすぐに明日の準備をすると忘れ物が少なくなるよ」とフォローすることも大切です。
学習具(分度器、定規、赤鉛筆など)に関しては、あらかじめ準備しておくことが望ましいです。
忘れ物を指導することも大切ですが、子供たちの学習が成立することが最も重要なのです。
3.段階を追って学習習慣を育てる心がけで見守ること!
学習習慣を身につけるためには、小学校低学年のうちにしっかりと育てることが重要です。
最初の段階では、丁寧に指導し、習慣として定着させます。
最初は、教科書を机の上に出すよう指示し、それが全員できたら、筆箱を出すよう指示します。
次に、ノートを出すよう一つ一つ指示し、段階的に指示をまとめます・・そして、「学習の準備」として教えます。
さらに、指名されたら「はい」と返事をさせることやチャイムが鳴ったら席についておくなどの時間を守ること、休み時間にトイレに行くこと、言葉遣いを丁寧にすることなど、基本的な約束事を守るように指導することが大切です。
学習習慣を身に付ける3つのポイントー保護者編ー
1.歯磨きと同じように毎日決まった時間に学習する生活をはやくつくる!
努力して、毎日決まった時間に勉強するようにしましょう。
例えば、「学校に行く前」、「夕食の前」、「お風呂の後」など、日常生活の中に勉強時間を取り入れるように計画します。
人間の脳は、反復することで自動的にプロセスを覚える能力があります。
スポーツ選手は、反復練習をして体で技術を覚えますが、同じように習慣も反復することで身につけることができます。
勉強も、家に帰ったらまず手を洗うように、自然な状態で始められるように意識して習慣化しましょう。
2.子どもが学習をしているときは大人も決まった習慣を持つ
お子さんが勉強している時間に、ついついテレビやスマホを見てしまっていませんか?
テレビを見ていると、お子さんもついついテレビを見てしまうことがあります。
また、スマホをいじっていると、「私は勉強しているのに、パパやママは遊んでいて不公平だ」と思ってやる気を失ってしまうことがあります。
お子さんが学習している時間は、家事をしながら見守ったり、傍らで仕事をしたりして、すぐにお子さんの質問に答えられるように近くにいることが重要です。
もし可能であれば、大人もお子さんと一緒に学習習慣を持つことが良いでしょう。
家族全員でこの時間は勉強することを習慣づけることができれば、お子さんが一人で勉強する習慣を身につけやすくなるでしょう。
3.なかなか習慣化できないときは得意な科目を習慣化する
子どもたちが学習習慣を身につけるのには、1〜2週間ほどで定着する場合もあれば、なかなか簡単にはできない場合もあります。
その場合は、最初は得意な科目だけで取り組み、毎日こつこつと習慣化を目指すことが大切です。
時間の長さよりも、毎日続けることが大切です。
徐々に他の教科にも取り組めるようになっていくとよいですが、最初は得意な科目から始めることで、自己肯定感を高め、勉強が楽しいと感じるようになります。
また、親がアドバイスをすることで、他の教科にも興味を持つように導くことも大切です。
無理せず毎日継続することが大切
大切なのは、学習習慣を無理せず毎日継続することです。
そのためには、無理のない量と難易度が必要です。
前日にできなかった分を次の日にやろうとすると、いつかは必ず限界を超えてしまいます。
また、今日は2日分やって、明日は休むという考え方では、習慣化することはできません。
例外を許してしまうと、ますますやらなくなってしまいます。
勉強量や時間のノルマよりも、自然な習慣化が重要です。親子で話し合い、毎日継続することの大切さを理解しましょう。
毎日続けていれば自主的に学ぶ力がつく
子どもたちが毎日学習している様子を見ていると、彼らが自分で少しずつ難しい問題を解きたがるということに気づきます。
このような好奇心や学びたいという姿勢は、勉強の深い理解や高いモチベーションに繋がります。
志望校合格は目標ですが、小学生中学年くらいまでは現実感がなく、モチベーションには繋がりません。
そこで、「楽しい」「知りたい」という気持ちがあると、子どもたちは自主的に学び力を身につけていくのです。
自己の習慣が確立されたら、興味のあるトピックを調べ、まとめることによって、自己学習能力を向上させることができる
学習には、教科書やドリルを使って問題を解くという方法が一般的ですが、その後は興味のあることを調べてノートにまとめるなど、自分で学ぶ方法を取り入れることも良いでしょう。
小学校でも、自分でテーマを決めて調べて発表する調べ学習が盛んに行われています。また、学習指導要領には、総合的な学習の時間において、以下の目標が掲げられています。
「横断的・総合的な学習や探究的な学習を通して,自ら課題を見付け,自ら学び,自ら考え,主体的に判断し,よりよく問題を解決する資質や能力を育成するとともに,学び方やものの考え方を身に付け,問題の解決や探究活動に主体的,創造的,協同的に取り組む態度を育て,自己の生き方を考えることができるようにする。」
調べ学習では、様々なテーマから自分の興味のあることを見つけ、自主的に取り組むことで自分自身の学び方を確立することができます。
調べることは自分自身が行うことが重要であり、インターネットを検索したり、図書館に行って調べたり、身の回りの人に質問したり実際に体験することでより深い理解を得ることができます。
また、まとめた情報を自分の言葉で表現することで自分自身の理解度を深め、自分の考えを整理し、自分の意見を持つことができます。
調べ学習は問題解決能力や思考力を養うことにもつながり、「自分で課題を見つけて学び考えて問題解決ができる能力」を身に付けるために大切です。
子どもたちの自主性を育むために、子どもの調べ学習は非常に有益です。
学校の宿題を終えたら、あるいは、学校の宿題そのものを、自主的な学びを支える「予習」学習になることを強く推奨します!
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