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「技術」よりもそれを使う「人間」に注目する【ICT教育】
(出典 pbs.twimg.com)
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COTECHI
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コロナ渦において、多くの学校でタブレット端末が導入されてましたね。


それにともなって、パソコンやタブレット端末、インターネットなどの情報通信技術を活用した教育手法がますます重要になってきているようです。


ますますICT教育の重要性が高まってきていますが、学校の先生は旨く活用できるのでしょうか?

P-MASTER
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ICT教育の「ICT」は、Information and Communication Technology の頭文字をとった言葉で、日本語の意味は「情報通信技術」ですが、学校では、通信技術を活用したコミュニケーションを意味します。


ICTを活用すれば、黒板の内容を生徒側の端末にワンタッチで共有できますし、 書き写しの時間を短縮できれば、その時間を思考力・表現力・創造力を深める活動に充てることができますね。


eラーニングや家庭用教材などで見られる自動丸付け機能や、予習、復習のための動画学習やドリル学習、難しい単元の繰り返し動画学習も、学習の効率化につながります。

COTECHI
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この「ICT」を教室や家庭でどのように有効に使うかが、現在の先生には必要なんですね。

P-MASTER
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そうなんだよ。


学級経営の腕は確かだがICT機器を扱うのは苦手なベテラン教員を中心に、“紙と鉛筆”派の教員、失敗を恐れずICTを活用した授業に挑戦する新任教員、ICTの知識に長けた指導教員、生徒指導主任など、さまざまな先生たちが、みんなで考えて学習に生かして行かなければいけないんだ。

P-MASTER
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それでは、熊本市教育センター主任指導主事の前田康裕氏が、文と漫画を担当した著書『まんがで知るデジタルの学び ICT教育のベースにあるもの』(さくら社) を紹介します。

(出典 リーダーシップを育むICT教育とは - PC-Webzineアーカイブ | PC-Webzine)

ICT教育では「技術」よりもそれを使う「人間」に注目する

熊本市教育センター主任指導主事の前田康裕氏が、文と漫画を担当した著書『まんがで知るデジタルの学び ICT教育のベースにあるもの』(さくら社)は、「ICT」を教室や家庭でどのように有効に使うかを分かりやすく説明していますので、おもしろく学べます。

(出典 static.coeteco.jp)

この著者の前田康裕氏は、

「変化の激しい時代を生きる子どもたちには、ICT端末を上手に使いこなしながらさまざまな問題を周りの友達や先生と協働して解決していく力が求められています。

このような力を育てるために大切なのは、教員が自身の発想を変え、従来の授業方法を見直し改善していくための方法を考えていくこと。

とかくICTを使った教育では“技術”のほうに注目がいきやすいのですが、それを使う“人間”のほうにこそ注目すべきだと思います」

とおっしゃっています。

「教師が教える授業」から「子どもたちが学び取る授業」へ

(出典 ICT教育とは?知っておきたい基礎知識 | 東洋経済education×ICT ...)

「日本でこれまでよく行われてきた授業のスタイルは、『教える教員→教わる子ども』と、いわば一方通行の“教師が教える授業”でした。

教員が黒板に書いて説明し、質問を伝え、手を挙げた子だけが答えて授業が進んでいく。

このような従来どおりの授業スタイルの中にICTを取り入れたとしても、端末は『単に検索する』『単に清書する』ためだけの=“断片的”にしか使われず、教育効果は上がらないでしょう」

デジタル社会を生きる子どもたちが大人になったとき、「ICTを適切に、誰かの役に立つように使えるよう育てていく必要があります」と言う前田氏。

「 “教師が教える授業”もある程度は必要ですが、“子どもたちが自ら気づき、学び取る授業”に拡張していくことが大切です。

教師が『今日のめあては○○です』と指し示す授業から脱却し、一人ひとりが『なぜだろう』『調べてみたいな』『どうしたら解決できるんだろう』など、“子ども主体”でめあてが設定できるよう導入を工夫し、友達や先生と対話を繰り返しながら課題を解決していく。

そして、『自分は何を学んだのか』『学び方はどうだったのか』を振り返る。

『めあて』と『対話』と『振り返り』を重視した授業において初めて、ICT端末は、課題を発見したり、情報を収集したり、効果的に表現したりなど“学習に必要な道具”として存在し、子どもたちが主体的に学ぶ力が育まれていくのです」(以上、前田氏、東洋経済education×ICTより)

(出典 tk.ismcdn.jp)

ICT端末は子どもたちが協働的に学び合うためのメディア

ICTを活用した“子どもたちが自ら気づき、学び取る授業”とは、例えばどんな内容なのか。著書では、5年生の社会科「日本の米作りの課題」の授業が事例として紹介されています。

「授業の導入で、教師が日本の減反政策の背景について説明した動画を子どもたちに見せます。

それを受け、子どもたちは自ら『米の生産を減らしていいのか?』『米の代わりに何を作っているのか』などと問いを立てていきます。

その後教師は、『米作りの課題を解決するための人々の努力や工夫を伝えるコマーシャルを作り、おうちの人に見てもらいましょう』と目的を示し、これを達成するためにはどんなことができるようになればいいのかを子どもたちに問いかけながら授業を進めていきます。」

「情報の集積と共有が一度にできる」というICTの特性を活用することで、子どもたちが立てたさまざまな問いが大画面に映し出され、周りの友達の意見や考えを知ることができます。

これにより、子ども同士で対話しながら教科書やICTで調べ学習を進め、学んだことを振り返りながら伝えたい内容を明確にしたり、適切な表現を工夫したりしながらコマーシャルを作ります。

完成したコマーシャルを発信、共有することで、まとめ方もお互いに学び合うことができることに加え、情報活用能力を育成することもできます。

「“子どもたちが自ら気づき、学び取る授業”において、ICT端末は協働的に学び合うためのメディアとして、極めて効果的にその役割を果たすのです。教師の役割は、このような学びの中で、子どもたち一人ひとりの変化を捉え、フィードバックしていくこと。“教える人”ではなく、自律した学習者を育てる“ファシリテーター”として存在することが望まれています。」(以上、前田氏、東洋経済education×ICTより)

(出典 tk.ismcdn.jp)

(出典 ICT教育」とは?日本のICT教育の動向と課題を解説! | THE OWNER)

この記事は、以下の東洋経済education×ICTより、抜粋して作成されていますので、具体的な内容は、是非以下の記事をご覧ください。


https://toyokeizai.net/articles/-/536904?utm_source=pocket_mylist

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