授業は教師が「教え込む」時間ではなく、子供が「学び取る」時間
こんにちは、COTECHI です。
『学び合い』 の授業の中で、教える子供と教えられる子供がはっきりしてきていますね。
互いに学び合えるように、分からない子なりに、先生役もしてもらいたいのだけれど・・・
『学び合い』で大事なことは、「その時間はみんなが先生である」ことですよ。
子供の自主的・協同的な学びを最大限尊重していくことに『学び合い』の良さがでるんだ。
「授業は教師が教え込む時間ではなく、子供が学び取る時間である」という立場に立つことが必要だとおもうよ。
教師が教えたと思っていても、それは子供にとって「ただ聞いただけ」という場合も少なくないからね。それでは子供にとっての学習が成立していないことになっちゃう。
学習というのは、自分で考えたり、調べたり、友だちと意見交換しながら、自分の手や頭を使って新しいことを学び取っていくのであり、教師の最大の仕事はいかに、その活動を支援するかだと思うよ。
このような授業の見方に立たなければ、授業の中に、どれだけ『学び合い』を取り入れても、成果は期待できないと思います。
そのためには、『学び合い』の学習づくりに向けたルールみたいなものを作るといいですよ。
『学び合い』のためのルールづくりを!
集団で行う授業においては、学習者としての子供達が心がけなければならない「共通の学習ルール」や「学習に向かう心構え」が必要です。
しかし、それは、守らなければ、ペナルティーを与えられるような「きまり」ではなく、その性格上「マナー」と言った方がよいようなものでなければならないと思います。
現実には、一般に授業のルールというと、「静かに話を聞く」とか「私語をしない」、「大きな声で発表する」など、教師が子供たちに教えやすいために必要なことや集団に迷惑をかけないためのことを子供に強要しているものが目立ちます。
一人一人が授業に「進んで参加できるルール」とは・・・
そうではなくて、授業では、一人一人の学びを促し、互いの力を合わせて学習していくための「学び合いのためのルール」が必要なんだと思います。
「自分の考えは、遠慮なく言う」、「間違いをばかにしない」、「困っている人がいたら助ける」などは、一人一人が授業に進んで参加し、自主的・協同的に学習するための基本的なルールです。