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しかし、上位の子供にも挑戦しがいのある問題は、個人の力だけでは解決することが難しいですね。
中位、下位の子供にとってはなおさらです。
そこで必要なのが仲間との協同です。
個人の力だけでは限界のあることも、仲間と力を合わせたり、誰かの助けを借りたりすれば突破することが可能となります。
『学び合い』は、全員の参加と質の高い学びへの挑戦を同時に追究するための方法なのです。
人は、人との関係の中で社会生活を営んでいます。
誰かとつながり、助け合うことでしか生きられないのです。
仲間との協同の学びは、自分一人の力でできないことも、仲間に支えられればできるようになっていくという学びを子供に実感させると同時に、自分の力が他の誰かの力になるという、仲間を支えることの喜びも与えてくれます。
こうした経験の積み重ねは、人と人とが支え合いながら生きる社会の形成者としての素地を、子供の中に醸成していきます。
『学び合い』を学ぶことは、「生き方を学ぶ」ことでもあると思います。
一人では成し得ない成長ができる学びをめざして
COTECHI
こんにちは、COTECHIです。
教室には、様々な学力の子供たちがいますね。学習が得意な子供にも、そうでない子供にも学びを保障するために、私たちは、どういう授業が必要なんでしょうかねえ。
P-MASTER
学びは、「新しい知」との出会いによって始まるんだ。
誰もが学びに参加できる教室づくりとは、授業において、全ての子供に「新しい知」と出会う場を保障することを意味するんだよ。
T-MASTER
自分の中で既に了解済みのことや挑戦しがいのない問題に、子供の知は喚起されないんだよ。「大人でも迷うような問題」「ちょっと難しいと思える問題」と出会ったときにこそ、解決への意欲が高まり、子供の知が活発に働き出す。
そして、一人一人の知が互いに響き合いながら、学びは、深まりや広がりを増していきます。
子供の知的状態が高まることで、学びの質もまた高まっていくのじゃないかな。