反転学習と連動した『学び合い』の授業の意義

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MANABIAI
(出典 s3-ap-northeast-1.amazonaws.com)
COTECHI
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家庭での反転学習と学校の授業での『学び合い』の連続を仕組むことはどのような効果を生むのでしょうか?

P-MASTER
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教室で教員が基礎的な知識の説明をして、知識の応用は自宅で宿題にするというのが、これまでの伝統的な授業形態でしたねえ。

反転学習を家庭学習に組み込んでおけば、基礎的な知識の習得を家庭教材やオンライン教材を活用して自宅で行い、知識の応用を教室において学級の友だちや先生と対話型で学べます。

これによって、より難しい知識の応用を教員や他の学習者の援助により行うことができるようになりますし、何より、アウトプット型の授業を学校で仕組むことができるため、学習者の定着と、学習への主体的な姿が生まれやすくなると考えられます。

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アクティブラーニングの再定義

アクティブラーニングの定義については、「受動的な学習に対する能動的学習の総称」だといえます。

つまり、受動的学習とは知識の伝達のような一方通行的な講義形式の一斉授業での学習のことであり、それを乗り越える方法としてアクティブラーニングの重要性が高まってきました。

さらに、『学び合い』や反転授業を始めることも含めるならば、「能動的」という意味をきちんと定義する時期に来ていると感じるようになりました。

そして生まれたのが、アクティブラーニングに関する最近の定義です。

能動的な学習は、書く・話す・発表する等の自立的な学習活動を促し、そこで生じる認知プロセスの外化を伴うものだと説明できます。

先生の話を聴きながら頭を働かせていれば、それは能動的な学習活動になっているといえるのです。

アクティブラーニングが普及すれば一斉授業はなくなるのか、という疑問については、私自身は、そうだとは思っていませんし、そうであってはいけないと思っています。

小学校や中学校の初等教育にとって一斉授業や講義的な授業もとても大切なもので、アクティブラーニングはあくまで学習概念であり、一斉授業も含めた学習概念は「アクティブラーニング型授業」だと、概念的に分けて考えるようにしています。

知識の社会化のための「反転学習」と『学び合い』

知識獲得の前提には、データ、情報などの知識を得ておく作業があるでしょう。

新しいことを考えたり、仲間と議論するためには、そもそもある程度の知識の獲得をしておくことが前提となります。

何の知識も得ていない者同士が、その知識に関わる事柄について議論したり、新しい提案をすることなどありえないからです。

丸暗記するだけでなく、1.情報を知識化し、2.知識を活用し、3.知識を共有して社会化し、4.知識を組織化およびマネジメントする必要があります。

このうち、知識の社会化はとくに重要だと思っています。

他者に知識を伝えたり、他者の持つ知識とすり合わせて統合したりすることは、アクティブラーニングそのものであり、ここに『学び合い』の授業を位置付けたいのです。

ですから、『学び合い』の授業の前に反転学習を位置付ける、つまり、家庭学習において、事前に教科書を読んで予習をしておくこと、そして、読んだ中の分からない語句を調べておくこと、また、理解がし難く、仲間の力を得るために質問すべきことをまとめておくなど、簡単な予習学習をさせておくことは、小学生でも家庭でできる予習型反転学習となります。

動画教材のような本格的な反転教材を作成しなくても、教科書を読む、教科書に沿った予習プリントを与えるだけでよいと思っています。

世の中の流れは、「受動的」から「能動的」へと確実に移行しています。

おそらく今後は、先述の情報や知識リテラシーの4観点から見て、反転授業がどこまで徹底的なアクティブラーニングを実現しているかが、授業のよしあしをみる1つのポイントになっていくでしょう。

反転学習の本質は、児童中心の参加型学習であること

反転学習の本質は、児童中心の参加型学習であることだと考えています。

これまでは、先生がいかに分かりやすく、興味を持たせて教えるかということが中心でした。

それが児童がいかに学ぶかに移行しつつあるのです。

その背景には、工業社会から情報社会に移行することによって、主体性や創造性の重要性が高まったことがあります。

児童中心を実現するのは、「自律自習」と『学び合い』です。

すなわち、「自ら発見し、(先行事例を)確認し語り合い実践し振り返って、語り合う」というプロセスです。

学びを強制されなければ、人は自然と学ぼうとするのです。

自分の中から、これを学ぼうという欲求が湧いてくるのを待つのです。

ですが、日本では、待てずに先回りして余計な世話を焼いてしまい、自分で発見することを邪魔してしまうのです。

オランダのイエナプランでは子供たち中心の『学び合い』の場がずいぶん昔から実現しています。

ここでは、先生は、コーチングに徹し、決して指示や指導を行いません。

オランダ教育の凄さ・日本の3周先を行く教育「教育先進国 オランダ 驚きの教育法 イエナプラン」の動画(Youtube)・・尾木ママのオランダ教育視察(アナザスカイ)の中の『学び合い』の授業をご覧ください。

教育先進国 オランダ 驚きの教育法 イエナプラン

子供たちはルールを必要としないくらい、価値観と目標を理解して、必要な行動を自分で考えて行動できるからこそ内発的動機によって、主体性と創造性を発揮できるのですね。

幼児期からの『学び合い』学習の継続は、こうした学びの風景を獲得するとは、本当に驚きです。

結果的に日本より学力が高く、国民一人当たりの労働生産性は日本より約1.5倍高くなっているそうです(番組中の言葉より)。

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