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『学び合い』の「探究型授業」の流れ
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『学び合い』の「探究型授業の流れ」

COTECHI
COTECHI
こんにちはー。COTECHI です。 『学び合い』を進める授業の1時間の流れは、基本どのようなものですか? みなさんは、どう考えていらっしゃいますか?
P-MASTER
P-MASTER
『学び合い』授業の実施の仕方自体は、至って簡単で、一斉授業よりも遥かに単純ですよ。初任者の先生でも、実習生にも簡単にできるんだ。
COTECHI
COTECHI
でも、あんまりイメージがわきませんねえ。 「一人も見捨てない」のミッションをどう進めたらいいのかしら。
P-MASTER
P-MASTER
大切なのは、『学び合い』の理念を子供たちにしっかり理解させた上で『学び合い』に取り組ませ、その理念をもとに子供たちが『学び合い』を行っているかを教師がしっかり見取り、子供たちを価値づけて、意欲化させるという教師の役割を明確にして授業を行うことだよ。
COTECHI
COTECHI
では、簡単に基本を教えてください!

『学び合い』の1時間の授業の流れ

全ての子供の授業参加を目指して‼

『学び合い』は、少なくとも子供が、教師の話を一方的に聞いたり、ただ言われたことをしたりするだけの、いわゆる受け身の授業からの脱却を目指すものです。 子供を主語にした、子供が主体的に学びに向かう気持ちや姿勢を大切にしていきたいのです。 そのために、ほとんどが小集団による学習意欲をもった子供同士が関わり合って、さらに相互作用をしあって学び合える学習を前提とし、私たちは、試行錯誤しながら、よりよい『学び合い』なるよう、実践しています。 そして、ペアやクループ集団で学習を進める前には、一人一人が自分の意見や考えを、ある程度、しっかりともって(「わからない」という考えでもよい)、学び合いに臨むものとしたいですね。 それは、自分ではわからなかったり、考えが浮かばなかったりしても、自分の考えをもとうとすることが学習への「学習自立の第一歩」となるからです。 教科書も出さない児童、「学びに入れない」、「参加しようとしない」児童が、『学び合い』によって、どのような様相を示すか楽しみであり、変容を促す取り組みとしたいですねえ。

子供一人一人の見え方が全く違ってくる

はじめは、自分の考えがもてなくても、友だちの意見を聞くうちに、自分の考えがまとまってくる子供も多くいます。 このことも大事な『学び合い』の一つなのです。 次に、小集団での学習は、学級集団全体での学習に比べ、子供一人一人の見え方、そして、活躍の度合い、重要度が全く違ってきます。 そこでは、発表などの参加する機会がぐうんと飛躍的に増え、全ての子供たちにとって、果たすべき役割や責任がとても大きなものになるのです。 また、子供たちの試行錯誤や間違いも大いに認め合える、形式にとらわれない雰囲気となることから、発言や意見が言いやすくなり、学習参加への垣根も下がり、子供たちの学習への参加が保障されていくことになると思います。

支援が必要な子供が見えやすくなる

さらに、小集団の学習場面では、一斉指導では、静かで目立たなかった子供も、友だちの支援を受けながら学習活動に参加することが可能となります。 『学び合い』などのアクティブ・ラーニングでは、学習者同士が協同しながらある程度、自立的、自主的に学んでいけることを前提としているので、教師は、そんな中で、教師の直接支援の必要な子供(学習についていけない子、孤立しがちな子、発言できない子など)がよく見えるようになってきます。 そうした児童に対する、細かな指導も教師は、可能となってきます。 もちろん、『学び合い』のうまくいっていないグループへの「てこ入れ(支援)」をすることは言うまでもありません。 そして、重要なことに、先の「学びに入ろうとしない」児童について、『学び合い』の力を信じて、如何に学びに参加させていくかを克服していかなければいけません。そ れは、今後、同様な児童が表出した時の私たちの「大きな教育ツール」とも成り得るでしょう。
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